ユンボと小鳥たち

Diary

03.ユンボと小鳥たち

冬晴れの日、地面を起し始めると小鳥が集まってきた。掘り返された虫が目当てのようだ。
彼女たちにはポンコツユンボの緩慢な動作など気にもならないようで、バケットと入れ替りに穴に出入りしている。
 ―「これじゃ、まるで餅つきだなァ」。―

心配ないと分かっていても、小鳥の上にバケットを振り下ろすのはためらわれる。
しばらく様子をみていると、一羽がアームに跳び乗り、さかんに尾を振って作業を催促した。